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子宮頸がん(HPV)ワクチンについて

更新日:2024年3月30日

9価HPVワクチンを公費で接種できるようになりました

9価のHPVワクチンとは

子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)にはいくつかの種類があり、9価ワクチンはこのうち9種類のHPVの感染を防ぐワクチンです。その中でも子宮頸がんの原因の80%から90%を占める7種類のHPVの感染を予防することができます。

HPVワクチンには9価のワクチンのほかに2価のワクチン、4価のワクチンがあります。
どのワクチンを接種するかは、医師にご相談ください。


子宮頸がん(HPV)ワクチンについて

ウイルスの感染がきっかけでおこるがんがあります

子宮頸がんはヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因と考えられています。HPVは、女性の多くが一生に一度は感染するといわれているウイルスです。感染は主に性的接触によって起こり、一生のうちに何度も起こります。特に近年、若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。HPV感染症を防ぐHPVワクチンは、小学校6年から高校1年相当の女子を対象に、定期接種が行われています。

 

ワクチンの効果とリスク

  • サーバリクッスおよびガーダシルは、子宮頸がんをおこしやすいタイプであるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの原因の50%から70%を防ぎます。
  • シルガードは、HPV16型と18型に加え、ほかの5種類のHPVの感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80%から90%を防ぎます。
  • HPVワクチンで、がん手前の状態(前がん病変)が減るとともに、がんそのものを予防する効果があることも分かってきています。
  • 筋肉注射という方法で注射します。接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。
  • まれですが、重い症状(重いアレルギー症状、神経系の症状)が起こることがあります。

対象者

小学校6年から高校1年相当の女子

 

標準的な接種スケジュール

現在、国内で定期の予防接種が可能なHPVワクチンは3種類(サーバリックス、ガーダシル、シルガード)あります。どのワクチンの場合も1年以内に接種を終えることが望ましいとされています。接種回数・間隔はワクチンにより異なります。

サーバリックス

1か月の間隔をおいて2回接種を行った後、1回目の接種から6か月の間をおいて1回の接種。

ガーダシル

2か月の間隔をおいて2回接種を行った後、1回目の接種から6か月の間隔をおいて1回の接種。

シルガード

1回目の接種が15歳未満の場合:1回目の接種から6か月の間をおいて1回の接種。

1回目の接種が15歳以上の場合:1か月の間隔をおいて2回接種を行った後、1回目の接種から6か月の間をおいて1回の接種。

注:1回目と2回目の接種間隔が5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります。

 

相談窓口

 

HPVワクチン接種の積極的勧奨を再開しています

HPVワクチンについては、接種後に報告された多様な症状などについて十分に情報提供できない状況にあったことから、平成25年から令和3年まで、個別に接種を勧奨する取組を一時的に差し控えていました。

令和3年11月の専門家会議で安全性について特段の懸念が認められないことがあらためて確認され、接種による有効性が副反応のリスクを上回ると認められたことから、個別に接種をお勧めする取組を再開しています。


「積極的勧奨の差し控え」により接種機会を逃したみなさまへ

キャッチアップ接種について

HPVワクチンの「積極的勧奨の差し控え」により接種機会を逃した人に対して公平な接種機会を確保する観点から、あらためて接種の機会が設けられる「キャッチアップ接種」が行われます。

また、定期接種の対象年齢を過ぎてヒトパピローマウイルス感染症の任意接種を自費で受けた人については、任意接種の費用の助成(償還払い)の対象となります。

対象者

平成9年4月2日から平成19年4月1日までの間に生まれた女性で、過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない人

くわしくは、町ホームページHPVワクチン「積極的勧奨の差し控え」により接種機会を逃したみなさまへをご確認ください。

予防接種健康被害救済制度について

HPVワクチンに限らず、日本で承認されているすべてのワクチンについて、予防接種による健康被害が生じた場合は、法律に基づく救済(医療費・障害年金などの給付)が受けられます。予防接種を受けたときに住民票を登録していた市町村にご相談ください。


子宮頸がんで苦しまないために

子宮頸がんで苦しまないために、できることが2つあります。

  1. HPVワクチンでHPVの感染を予防する
  2. 20歳になったら、定期的に子宮頸がん検診を受け、早期発見・治療する

ワクチンを接種していても、していなくても、20歳になったら2年に1回、必ず子宮頸がん検診を受けましょう。

お問い合わせ

こども課 母子保健係
窓口の場所:コスモスプラザ生涯学習館2階
直通電話:0946-42-6653

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