RSウイルス感染症
更新日:2025年7月31日
RSウイルス感染症
RSウイルス感染症とは
RSウイルス感染症とは、RSウイルスの感染によって引き起こされる呼吸器感染症です。RSウイルスは世界中に分布しており、年齢を問わず何度も感染を繰り返し、生後1歳までに半数以上、2歳までにほぼ100%の乳幼児が感染するとされています。RSウイルスは、主に乳幼児の呼吸器感染症の原因ウイルスとして知られていますが、大人も感染します。一般的には、風邪のような症状のみですが、高齢者や基礎疾患のある方では、重症化するリスクがあるため注意が必要です。
主な症状
RSウイルスの潜伏期間は2~8日、典型的には4~6日とされています。潜伏期間のあと、発熱、鼻水、咳などの上気道炎症状が数日続きます。一般的には、風邪のような症状のみで自然軽快しますが、高齢者や基礎疾患のある方においては、肺炎などを引き起こし重症化する場合があります。
予防と対策
接触・飛沫感染予防
RSウイルスの主な感染経路は、RSウイルスに感染している人との直接の接触や、感染者が触れたことによりウイルスがついた手指や物品(ドアノブ、手すり、コップ、おもちゃなど)を触ったり、舐めたりすることで感染する「接触感染」と、RSウイルスに感染している人が、咳やくしゃみ、あるいは会話などをした際に口から飛び散るしぶきを浴びて吸い込むことで感染する「飛沫感染」があります。
予防方法としては、日常的に触れる物はこまめにアルコールや塩素系の消毒剤などで消毒したり、流水・石鹸による手洗いやアルコール製剤で手指消毒を行うことでウイルスの付着を減少させることができます。また、鼻水や咳などの呼吸器症状がある場合は、周囲への感染を防ぐためにマスクを着用するなど咳エチケットが重要です。
予防接種
60歳以上の方や生まれてくる子の予防を目的に妊婦の方(妊娠24週~36週)を対象としたワクチンがあります。RSウイルスワクチン接種は、任意接種のため接種費用は全額自己負担となります。接種を希望される方は、直接医療機関にお問い合わせください。
※筑前町では、RSウイルスワクチンの接種費用に対する助成は行っていません。
関連リンク
- RSウイルス感染症(厚生労働省)(外部サイトにリンクします)
お問い合わせ
健康課 健康推進係
窓口の場所:本庁1階
直通電話:0946-42-6649