薬物乱用は「ダメ。ゼッタイ。」

更新日：2024年6月26日

薬物の乱用は、あなたの健康やあなたの周りの人々に計り知れない悪影響をもたらします。たとえ1回だけでも「乱用」です。ゼッタイに使わないでください。

危険ドラッグって何？

危険ドラッグは「合法ドラッグ」「合法ハーブ」などと称し、麻薬や覚せい剤と同様の、又はそれ以上の作用をもたらす非常に危険な成分が含まれています。

危険ドラッグは悪質業者により、店頭、自動販売機、インターネットで「合法ハーブ」「アロマ」「お香」「入浴剤」などと偽って販売されています。販売する側もどのような化学物質が混ぜられているか把握していないことが多く、麻薬や覚せい剤など規制薬物が混ぜられていることもあり危険です。

危険ドラッグは何度も繰り返して使いたくなる「依存性」があり、いったん依存になってしまうと「快感を得るため」だけでなく、薬が切れた時に感じるイライラや身体的苦痛があり、自分の意思ではやめられなくなります(フラッシュバックという症状です)。

危険ドラッグを使うとどうなるの？

危険ドラッグはたった1度の使用でも、死につながる危険性があります。最近では危険ドラッグを吸引し、意識障害や呼吸困難、嘔吐、けいれん、死亡する事件が相次いで報告されています。

また幻覚や興奮のために他人に暴力をふるったり、交通事故を引き起こしたりする事件も発生しています。

薬物乱用は本人だけでなく、周りの大切な家族や友人を傷つけます。1度だけならと軽い気持ちで手を出してしまうと非常に危険です。危険ドラッグについて正しい知識を持ち、疑わしいもの、中身が不明確なものは、ゼッタイに1度でも使用しないでください。

平成26年4月から危険ドラッグの取り締まりが強化され、危険ドラッグの所持、購入、使用、他人からの譲渡など罰則規定され、持っているだけで重罪となります。

大麻は違法薬物です！

近年、若者を中心に大麻乱用による検挙が増えています。インターネットなどで「ほかの薬物よりも身体への悪影響はない」「依存性がない」など誤った情報が氾濫しており、様々な形態に製品化され、近年、大麻リキッドや大麻ワックスなど新しいタイプの加工品も摘発が増加しています。キャンディやグミ、クッキー、チョコレートに混ぜられている場合もあり、海外渡航した際に、大麻が含まれていることを知らずに持ち帰るケースもあるので注意が必要です。
大麻の有害性は、特に成長期にある若者の脳に対して大きいことも判明しています。また大麻は、うつ病や記憶の障害を引き起こすなど、メンタルヘルスにも悪影響を与えます。