うつ病に早く気付いて早めの対応を!
更新日:2018年2月9日
「自分はうつ病では?」とうつ病の症状に自分で気付く人もいるでしょう。しかし、すべての人がそうではありません。特に、まじめで、責任感が強く、少し調子が悪くても無理をして頑張ってしまうような人のなかには、自分がうつ病になっていることに気付かないことがあります。そのため、身近にいる家族や友人、同僚などが本人より先に症状に気付くことがあります。
まわりの人が気付くうつ病のサイン
- 表情が暗い、元気がない
- からだの不調(痛みやきつさなど)を訴える
- 眠れていない
- 食欲の変化がみられる
- お酒の量が増える
- イライラしている
- 好きでしていたことをしなくなる(趣味やスポーツ、外出)
- 仕事、家事、勉強などで
ミスが増える、能率の低下、今までできていたことができなくなる
遅刻、早退、欠勤(欠席)の増加 - 自分を責める、口数が減る、周囲との交流を避ける
(厚生労働省 うつ対策推進方策マニュアルより改編)
うつ病でみられる「こころの症状」や「からだの症状」を自覚されている方は、うつ病の可能性もありますので一度、精神科などの専門医療機関を受診することをお勧めします。
また、これらのサインがみられる人が身近にいましたら、その方はうつ病かもしれません。
受診をするように勧めてください。また次の相談機関に相談されてみるのも良いでしょう。
こころの相談
自殺を考えている方等からの心の悩みに関する相談
- ふくおか自殺予防ホットライン:092-592-0783 24時間 年中無休
- 福岡いのちの電話:092-741-4343 24時間 年中無休
悩みを聴いて欲しい方のための電話相談
- こころの健康づくり相談電話:092-582-7400
月曜日から金曜日 9時から12時 13時から16時 - 心の電話(福岡):092-751-5560
火曜日から金曜日 10時から15時 注:水曜日は午前中のみ(祝日除く)
悩みを聴いて欲しい方のための電話相談
- 心の電話(筑豊):0948-29-2500
月曜日から金曜日 18時から21時 - 心の電話(筑後):0942-36-1313
月曜日水曜日金曜日 13時から16時
勤労者のメンタルヘルスに関すること
- 勤労者心の電話相談(九州労災病院):093-475-9626
月曜日水曜日木曜日金曜日 10時から18時
土曜日 10時から16時
多重債務を含む借金など法的問題についての相談
法律の制度や相談窓口等についての情報提供や民事法律扶助など
- 法テラス(日本司法支援センター):0570-078374
月曜日から金曜日 9時から21時
土曜日 9時から17時から
福岡県弁護士会が実施。掲載した相談センター以外にも各地域にあり。多重債務に関する相談は初回無料(30分)
- 天神弁護士センター:092-741-3208
月曜日から金曜日 9時から19時
土曜日・日曜日・祝日 9時から13時 - 久留米法律相談センター:0942-30-0144
月曜日から金曜日 10時から17時
福岡県弁護士会が実施。多重債務の相談については弁護士による電話相談
- 電話多重債務相談:092-721-6778
土曜日 10時から13時
多重債務を含む借金や生活再生についての相談
多重債務、生活再生に関する相談、消費者契約における事業者とのトラブル等に関する相談など
- 福岡県消費生活センター:092-632-0999
月曜日から金曜日 9時から16時30分
日曜日 10時から16時 - 福岡市消費生活センター:092-781-0999
月曜日から金曜日 9時から17時
第2土曜日・第4土曜日 9時から16時(土曜日は電話相談のみ)
クレジットや消費者ローンの多重債務について。相談無料。
- 日本クレジットカウンセリング協会福岡センター:092-739-8104
月曜日から金曜日 10時から12時40分 14時から16時40分
労働上の問題についての相談
雇止め、解雇のほか、採用内定取り消し賃金未払い、職場でのいじめ、セクシャルハラスメントなどについて
- 福岡県福岡労働者支援事務所:092-735-6149
月曜日から金曜日 8時30分から17時15分 - 福岡県筑後労働者支援事務所:0942-30-1034
月曜日から金曜日 8時30分から17時15分
うつ病などの「健康問題」や「経済・生活問題」、「家庭問題」などから自殺を考えている多くの人は、「死にたい」という気持ちと同時に「生きたい」という気持ちをもっていると考えられています。「自殺は追い込まれた末の死」だと言われ、心理的に追い詰められる過程で、それらの気持ちが言葉や行動になって表現されることがあります。
自殺予防の10+1か条
- うつ病の症状に気をつけましょう
- 原因がはっきりしないからだの不調が続く
- お酒の量が増える
- 安全や健康が保てない
病気の治療を中断する、短期間のうちに交通事故を繰り返す
ささいなことでトラブルを起こす、リストカットをするなど - 仕事で、大きな失敗をする、負担が急に増える、仕事を失う
- 職場や家庭でサポートが得られない
職場でも家庭でも居場所がなく、問題を抱えているのに支援を得られないなど - 本人にとって大切なもの(家族、友人、財産、職、地位など)を失う
- 多額の借金がある
- 重いからだの病気にかかる
- 自殺について口にする
- 今までに自殺しようとしたことがある
(厚生労働省「自殺予防の十箇条」を改編)
「経済・生活問題」は自殺の原因として「健康問題」に次いで多くなっています。
多重債務を含む借金が自殺の大きな原因と考えられることから、福岡県では厚生労働省作成の「自殺予防の十箇条」に加え「自殺予防の10+1か条」としています。
「借金の問題は解決できる」といわれますが、法律の専門家や消費生活センターなどに相談していないことが多いようです。
県内にもいくつか相談する機関がありますし、それ以外にも支援のための相談窓口がいろいろあります。「自殺予防の10+1か条」は「自殺のサイン」とも呼ばれ、該当する数が多いほど自殺のリスクが高いと考えられます。
「自殺のサイン」に気付いたときは、ひとりで抱え込まず、早く相談しましょう。
- なぜ いま 自殺 サインに気付いていますか?
福岡県精神保健福祉センター発行より
お問い合わせ
健康課 健康推進係
窓口の場所:本庁1階
直通電話:0946-42-6649