蚊が媒介する感染症にご注意
更新日:2018年2月7日
平成26年8月に国内でデング熱の感染事例が約70年ぶりに確認され、また、現在、南米を中心にジカウイルス感染症の発生が確認されるなど、今後蚊が媒介するとされているこれらの感染症が国内へ流入し、県内でも発生する可能性があるため注意が必要です。
ジカ熱やデング熱
ジカウイルス感染症(ジカ熱)やデング熱の原因となるウイルスは、それらに感染した人の血を吸った蚊(日本ではヒトスジシマカ)の体内で増え、その蚊がまた他の人の血を吸うことで感染を広げていきます。感染してもすべての人に症状が出るわけではありませんが、発熱や関節の痛み、発疹がでるといった症状が1週間ほど続きます。
ジカ熱は妊婦が感染すると小頭症などの先天性障害をもった子供が生まれる可能性があります。また、デング熱では出血を伴うデング出血熱となり重症化する可能性があります。
これらの感染症を媒介するとされる、ヒトスジシマカの活動が活発になる時期(主に5月~10月下旬)には特に注意が必要です。
蚊が媒介する感染症を防ぐには
1、蚊に刺されないようにしましょう
屋外で活動する場合には、蚊に刺されないように次のような対策をしましょう。
- 肌を露出しない長袖、長ズボン、靴などを着用する。
- 白などの色が薄い衣服を選ぶ。(蚊は色の濃いものに近づく傾向があります)
- 虫除けスプレーや蚊取り線香などを使い、蚊を近づけない など
2、蚊の発生を抑えましょう。
蚊は小さい水たまりを好んで卵を産み付けます。住まいの周囲の水たまりを無くすことで、発生する蚊の数を減らすことができます。
成虫が潜む場所を減らすために下草を刈る
3、海外に渡航される場合
ジカ熱やデング熱が流行している地域へ渡航する際には、滞在中だけでなく帰国後最低2週間は蚊に刺されないよう注意しましょう。
また、発熱、発疹、筋肉痛、結膜炎などの症状が見られた場合には、医療機関を受診しましょう。
下の関連リンクをご覧ください。
関連リンク
- ジカウイルス(厚生労働省)(外部サイトにリンクします)
- デング熱(厚生労働省)(外部サイトにリンクします)
- ジカ熱(福岡県庁)(外部サイトにリンクします)
- デング熱(福岡県庁)(外部サイトにリンクします)
- 国立感染症研究所(外部サイトにリンクします)
- 厚生労働省検疫所(海外での発生状況について)(外部サイトにリンクします)
お問い合わせ
健康課 健康推進係
窓口の場所:本庁1階
直通電話:0946-42-6649
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ジカ熱・デング熱に関する問い合わせ先
北筑後保健福祉環境事務所保健衛生課感染症係
朝倉市甘木2014-1電話番号:0946-22-9886
福岡県保健衛生課電話番号:092-643-3268